講義の目的
我が国が直面する少子高齢社会における「交通まちづくり(まちづくりの目標に貢献する交通計画を、計画立案し、施策展開し、点検・評価し、見直し・改善して、繰り返し実施していくプロセス)」の現状と課題等について、四部構成による講義を行う。
講義の進め方
少子高齢社会の交通まちづくりに関して、主に実務の分野でご活躍されている四名の非常勤講師の先生方をお招きし、講義を行う。成績は、レポートと出席で判定する。
講義予定
第1部 欧州に学ぶ少子高齢社会の交通まちづくり
板谷和也 先生(一般財団法人 運輸調査局)
4/18(金) LRTの進化にみる日本と欧州
4/25(金) 交通基本法の制定経緯とその進化
5/2(金) 交通政策の財源とその負担
5/9(金) 合意形成と市民・専門家の役割
第2部 少子高齢社会における鉄道事業者の交通まちづくり
城石文明 先生(東京急行電鉄株式会社 鉄道事業本部長)
5/23(金) 利便性・快適性・安全性向上への取り組み(総論、複々線化事業)
5/30(金) 利便性・快適性・安全性向上への取り組み(ネットワーク整備、その他)
6/6(金) 拠点開発を中心とする沿線価値向上への取り組み
第3部 少子高齢社会におけるバリアフリーの交通まちづくり
秋山哲男 先生(中央大学研究開発機構 教授、日本福祉のまちづくり学会 会長)
6/13(金) 公共交通のユニバーサルデザイン
6/20(金) 人口減少と高齢化・少子化、高齢者の特徴と様々な事故
6/27(金) 移動困難な高齢者のためのスペシャルトランスポートサービス
第4部 少子高齢社会における横浜の交通まちづくり
鈴木伸哉 先生(横浜市 副市長)
7/4(金) 都市「横浜」の歴史
7/9(水) 横浜の都市交通政策
7/11(金) これからの都市づくり(未来への挑戦)
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